記念テキスト 恐怖 第4章 「決着 そして、、」
あらすじ 飲み屋で知り合って付き合った彼女には
完全には別れていない男がいた。
しかもその男は最近までヤクザだったと言う
その男からの電話に代わりに出て1戦やりあうことに、、
恐怖をアルコールで紛らわしながら待ち合わせの
某市役場の駐車場に向かった僕の行く末は、、、
殺されるかも、、
もし死んだら所詮僕の人生はここまでだったんだなとか
そんな事を考えながら車を走らせていました。
車を走らせている時にある映画の1シーンを思い出して考えていました
ロッキー4でアポロをドラゴに殺されたロッキーが夜の街を車を飛ばしながら
アポロとの想い出、そしてドラゴに対する覚悟を決めるあのシーンです
わかる 凄いわかるぞ あのシーンのロッキーの心境が!
それにあわせてあのシーンで使われていた曲を車で大音量で鳴らしました
そして某市役場に着く1キロ程手前の所で車を止めて
もう1本ビールをイッキ飲みしました
ビールは残り1本 このビールは飲むつもりはありません
理由は、、、、
相手に投げ付ける為だなんてとても言えません
そしてここで最終チェック
電動ガンのフルオート機能はしっかりと作動するか
安全靴の靴ヒモをもう1度キツク締め直し
腹と背中の雑誌と週刊誌の位置チェック
木刀はすぐに取り出せるかどうか
車がもし襲われて破壊されてもいいように靴の中へ1万円札を入れ
ライダースジャケットの格ポケットをしっかり締め
最終点検完了
ここで公衆電話から彼女のポケベルを鳴らします
14106 (愛してる)
今から考えると恥ずかしいな おぃ
そろそろ時間だ、、、行くか、、、(行きたくないけども)
ゆっくり車を走らせても場所が近いのですぐに到着しました
いよいよだ、、、
車は駐車場の出口に向けてエンジンはかけたままの状態で
時計を見たらちょうど8時でした
8時だ、、、8時だ、、、どこから来る?
車数台で来たらやばいな
もし複数で来たら車ぶつけてでも逃げて警察署行くしかないかな
とりあえず30分待とう
できれば来ないでくれ頼む
祈るような思いでいたその時!
1台のクラウンが、、、、、
きたぁ、、、、、、、、
僕の車の真正面にクラウンが止まりました
あいつか、、どうしようか、、、
この時点でどうしようかシュミレーションが始まります
フェアに来たら普通に遣り合おう
汚い手で来たらこっちもそれに合わせよう
僕の車は左ハンドルなので正面に車が向き合うと
運転席同士が向かい合う形になります
クラウンの運転手と目が合いました
目が合ってもうた、、、やべ、、、、、
ん?こない、、、?
よく見ると助手席に女が乗ってる、、
あいつ女と何しとんじゃ!この緊急事態に、、、
羨ましそうに見つめながらも、、、、、
人間違いかな、、ホッ
でも油断は禁物
この時時間は8時10分
その後も車は来るのですがそれらしい人が僕の所に来る事は無く、、
8時25分を過ぎ、、、
もう来ないでくれ、、、頼む
神様お願い 早く30分になって、、、、
この頃から時計を見ながらカウントダウン状態に入りました
残り3分
残り2分
あと1分
そして8時30分になりました
やったーーー!
帰れる(生きて)川口浩探検隊か俺は、、
30分待ったのですぐ駐車場を出て近くの公衆電話に行き彼女にベルを打ちます
3919 (すぐ行く)
お腹も空いてきたし急いで帰ろう
その場から逃げる様に車を飛ばして彼女の家に向かいました
車を止めて彼女の部屋に入ると彼女は待っていてくれました
「あいつこんかったわ」
呼び付けといて来ないってどういうことや?
ビールを飲みながらそう話している時に電話が鳴りました
彼女が電話に出て対応に困っています
またかよ、、、、、、
小さな声で「あいつか?」と言うと小さくうなずく彼女
「貸して、もうここで話しつけたる!!」
受話器を取り上げて電話に出てみると、、
「琉崎か!」
もう相手には喋る事もさせないくらいの勢いで
「なんやお前!!呼び付けといてこんってどういう事や!
俺はなぁ 死ぬの覚悟で待ち合わせ場所に行ったんやど!
30分待ってもお前けえへんやったやんけ
お前がこなかったってどういう事か意味分かるか?
スポーツで言う所の試合放棄なんじゃ!
お前は無条件で俺に負けたんやぞ!わかってるんか?
それから今後も付きまとう様だったらこっちからお前の所に
襲撃掛けたるからな!!
もし俺がやられてもなぁ
俺にも怖いおにーさんの知り合いも多いから
それなりのリスクの覚悟もしてもらうぞ!!
あと最後にもう一つ!
関西人あんましなめんなよ!!」
ガチャン!
もう相手に何も言わさずに一方的に喋り捲って電話を切って投げつけました
少しして
「ふぅ、、、、おわったな、、、」
大きく深呼吸をして頭の中で恐らくこれであいつは来ないだろう
そう確信すると気持ちが凄い楽になりました
彼女に向かって軽く笑いながら
「もう大丈夫や!恐らくもう電話も無いと思うで」
「うん」
「おし!じゃあなんか美味いもん食べに行こう!」
「うん♪」
その時の彼女の笑顔が可愛かったです
その後に僕は吉野家に行こうとしてたら彼女が、、、
「あんたまさか美味いもんって吉野家?」
「うん、そうやけど」
「アホか!絶対ダメ!!」
結局、、、、
高い焼き肉屋さんに行く事に、、、、
2人で15000円も、、、、、
吉野家だったら1000円で済んだのに、、、
焼き肉を食べながら彼女のお説教が、、、
「全く、、美味いもんって言うから期待したら吉野家?」
「吉野家美味しいやん 僕吉野家大好きやで」
「もう、、、貧乏性なんだから、、」
「ハハ ええから食え食え 好きなだけ食え」
焼き肉を食べながら彼女が
「本当にありがとうね 凄い嬉しいよ」
「これからはいい事もっとあるよ」
そんな会話をしながらこれが素朴だけどもこれが小さな幸せかなと思いました
付き合っている間は俺が守ってやらないとな、、
そんな事を考えながら彼女と食べた焼き肉の味は一生忘れないと思います
終わり
長き4部作、最後までお付き合いして頂き本当にありがとうございます
でも今回の事件に付いて僕自身が思う事は
もしあなたが僕と同じ立場になったら絶対に僕と同じ様な行動はしないで下さい
万が一にあの駐車場に相手が来て本当にやりあったりしたら
どうなっていたかと考えるとゾッとします
こんな状況になってしまった場合でもじっくり考えればきっと
何らかの方法はあると思います
親身になって考えてくれる友達に相談するのも一つの手です
本当にどうしようもなくなったら警察に行く事もお勧めします
被害に合ってからでは遅いので対策は早めのほうが絶対いいです
もし死んでしまったりして悲しむのは友達や身内、彼女なのですから、、
僕自身も友達が自殺してしまいやるせない気持ちを味わった為、、
最後に一言だけ言いたい事があるので言わせて下さい
命と信用は金では買えないよ
少なくともこれを読んでくれた人がこういう目に遭わない様にと願って
僕からのメッセージにさせて頂きます、ありがとうございました。